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2022年07月13日

【8月2日更新】8月4日(木)超異分野学会高知フォーラム「土佐の海と大地の資源循環からはじまるグリーン化への挑戦~企業×スタートアップ×大学で取り組む新事業創出と研究開発~」開催のお知らせ

※第四部 パネルディスカッション②の内容が決定しました。(8月2日追記)
※ポスターブース出展者が決定いたしました。(7月27日追記)


太平洋に面した長い海岸線と四国山地が織りなす稜線に囲まれた高知県では、地の利をいかした農業や漁業、豊かな水資源に関連した製紙業、大地の資源を活用した鉱業や林業など、独自の産業を築き上げてきました。一方で、サーキュラー・エコノミーやカーボンニュートラル、経済のグリーン化、ESG投資といった持続可能な事業への転換の世界的な潮流があり、高知県に限らず、すべての地域において、こうした取り組みが求められています。
本フォーラムでは、こうした地球規模の潮流において、高知県内外の企業やスタートアップ、研究者等の持つ技術や知識を掛け合わせ、課題解決や価値創造を通した新しい事業の創出を目指します。

開催概要

超異分野学会 高知フォーラム2022
土佐の海と大地の資源循環からはじまるグリーン化への挑戦
~企業×スタートアップ×大学で取り組む新事業創出と研究開発~

主催 高知県、株式会社リバネス
日時 2022年(令和4年)8月4日(木)13:00~17:50(情報交換〜18:30)
※ご希望の方には後日のアーカイブ配信も予定しています。
場所 ちより街テラス 3階 ちよテラホール(高知市知寄町2丁目1-37)
※新型コロナウィルス感染症の拡大状況によっては開催形式の変更又は延期となる場合があります。
対象 グリーン化の取組に興味がある方、新事業創出にこれから取り組みたい方・既に取り組んでいる方、スタートアップ企業等との連携に興味がある方、高等教育機関の教員・学生 等
参加費 無料(要事前登録)
申込方法 以下の申込フォームよりご登録ください。
※1 参加希望者お一人ずつのお申込みが必要です。
※2 アーカイブ配信をご希望の方も同フォームにてご登録ください。
参加申込WEBフォーム

プログラム

メインルーム ポスター・ブース会場
13:00-13:15 開会式
13:15-13:45 第一部 キーノートセッション
『極限環境微生物が拓く製造業グリーン化の可能性~循環経済を実現するガルディエリア~』
【インタビュー企画あり】
13:50-14:45 第二部 ショートピッチ(スタートアップ企業と県内事業者の紹介、出会いの場)
14:50-15:50 第二部 ポスターセッション(スタートアップ企業と県内事業者の紹介、出会いの場)
16:00-16:45 第三部 パネルディスカッション①
『次世代につなぐアグリビジネスに挑む 〜未利用資源を活用した肥料・飼料・食料生産〜』
ポスター展示
16:55-17:40 第四部 パネルディスカッション②
『最先端技術の特性から新事業開発を考える~微細藻類と水素を題材に~』
17:40-17:50 閉会式
17:50-18:30 交流会

 

プログラム詳細

第一部 キーノートセッション『極限環境微生物が拓く製造業グリーン化の可能性~循環経済を実現するガルディエリア~』

株式会社ガルデリア 代表取締役CEO 谷本 肇 氏(東京都)

慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)、ペンシルバニア大学ウオートンスクール交換留学プログラム修了。JAPAN MENSA会員。国内にて米系コンサルティングファーム勤務後シリコンバレーに渡り、主として米国ベンチャー企業と国内企業の事業提携、資本提携を支援、その後2000年に帰国し企業向けソフトウエア企業、リアルコム株式会社を創業、2007年に東証マザーズに上場。2013年、新規事業立ち上げコンサル、エンジェル活動他ベンチャー支援を行うテネクス株式会社創業。株式会社オリイ研究所、AuB株式会社等を支援。2015年当社設立に参画し、2017年代表取締役CEOに就任。

【インタビュー企画】

株式会社リバネス代表取締役CKOの井上 浄が、「スタートアップが地域に見い出す可能性」について、インタビュー形式で引き出します。

株式会社リバネス 代表取締役社長CKO 井上 浄

東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)、薬剤師。2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。博士過程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教、慶應義塾大学特任准教授を経て、2018 年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる。多くのベンチャー企業の立ち上げにも携わり顧問を務める。

第二部 ショートピッチ・ポスターセッション(スタートアップ企業と県内事業者の紹介、出会いの場)

スタートアップ・研究者・県内事業者の取り組み・技術等を参加者に90秒でぶつけていただきます。ブース展示では、「より詳しく技術や取り組みを知りたい」「連携可能性を探りたい」と思ったスタートアップ企業等と情報交換や深掘りの議論をしていただけます。

スタートアップ企業
アイ-コンポロジー株式会社( HP
東京都
地域のバイオマス資源を活用した環境配慮型プラスチック複合材料
アグリショット株式会社( HP
和歌山県
病害虫診断アプリ「アグリショット」や樹液流計測非破壊センサー「樹液流センサー」等の農業IoTを通じて農業分野に少しでも貢献し、「農業の歴史の歯車を回し、農業を次の時代へ」推進することを目指す。
株式会社イヴケア( HP
滋賀県
毛髪を用いた中長期的なストレスの評価
有限会社ヴァンテック( HP
滋賀県
遠心分離で切り拓く未来
株式会社ガルデリア( HP
東京都

極限環境微生物ガルディエリアの研究開発を通じ、これまでにない低コスト、高精度、低環境負荷で貴金属のリサイクル(都市鉱山の発掘)や汚水や汚染土壌の浄化を実現し、地球環境の改善を目指す。
川村通商株式会社( HP
東京都

天然由来タンニンから抗生物質の代替となる商品を開発。抗生物質フリーの畜産により、肉そのものに加え、糞尿由来の堆肥に付加価値をつける。
株式会社komham( HP
北海道
有機性廃棄物を高速分解/減容する能力を持つkomham菌の研究と、その研究技術を用いたバイオマスリサイクルシステムで、食品ロスや家畜糞尿の処理の課題解決を目指す。
株式会社サイディン( HP
熊本県
シクロデキストリンから創出する『革新的な医薬品』および『画期的な食品』
山陽クレー工業株式会社( HP
岡山県
海洋廃棄物の再資源化による新事業の創造・展開
株式会社ジャパンモスファクトリー( HP
埼玉県
コケ植物の原糸体を原料とする製紙方法の開発
株式会社Soilook( HP
香川県
赤外分光技術を用いたガス漏洩可視化システムによる未来の安全点検の形
株式会社SOLAR POWER PAINTERS( HP
栃木県
塗るだけで発電するインク型太陽電池で世界を明るく塗りまくる
株式会社TOMUSHI( HP
秋田県
有機物処理に特化したカブトムシで農業残渣を処理し、タンパク質であるカブトムシを生産。昆虫の力でゴミを資源化し、世界の食料不足の解消を目指す。
株式会社ノベルジェン( HP
滋賀県

マイクロプラスチックの回収を行う生物処理技術を実用化し、環境汚染問題を解決すると同時に、安全な水を用いた陸上養殖技術を基にしたブランド養殖技術を事業化することで、安全な水と食料(水産物)を普及させる。
株式会社フツパー( HP
大阪府
製造業の95%が人手不足と言われる中、現場で処理が完結するエッジAIによる画像認識を用いて目視検査の自動化を進め、日本全体の生産性が向上する社会を目指す。
株式会社フューチャーアース研究所( HP )
東京都
プラごみからのカーボンナノチューブ生成法の開発
研究者
大阪大学 岡 弘樹 ( HP 廃棄物から水素を出す夢の方法
同志社大学 奥田 耕平 ( HP 高靱性・高耐水性バイオマス材料の開発を目指したセルロースナノファイバー/ヒドロキシアパタイト複合体のアシル化
京都大学 近藤 友大 ( HP 高品質パッションフルーツの栽培方法の確立に向けた研究
高知大学 難波 卓司 ( HP 持続可能な環境保全に貢献する新規アンチエイジング化粧品素材の開発
高知大学 藤代 史 ( HP Fe含有ペロブスカイト型酸化物の酸素吸収放出特性に対する元素置換効果
高知県内事業者
井上石灰工業株式会社( HP (医薬・試薬関係)高純度酸化カルシウム・水酸化カルシウムの販売、(農業)肥料・農薬の製造販売、独自育成品種の種苗販売、(伸線)伸線用処理剤の製造販売、(ゴム・樹脂関係)複合活性亜鉛華、ゴム・樹脂用奪水剤、最適活性度酸化カルシウム、高純度水酸化カルシウムの製造販売
高知機型工業株式会社( HP 自動車・建設用機械・農業用機械・造船等、産業機械のあらゆる分野において重要な役割を担う鋳造用模型(金型・機械木型・樹脂型・シェルモールド等)の製造、および、海外からの鋳物素材等の調達
株式会社 高知丸高( HP 特殊基礎工事(大口径岩盤削孔、土留・抑止杭、橋梁基礎工事、井戸掘工事 等)、橋梁・鋼鉄造物や建設機械の設計、構造計算、製作施工、一般土木、機械器具設置工事 等
株式会社 相愛( HP 地質調査・地下水調査・測量設計・地滑り防止工事・地域計画に関する各種調査・地域振興計画策定・自然環境への影響調査・各種生物調査
株式会社トミナガ( HP 鋳鉄、鋳造品の製造、焼鈍、機械組立加工
株式会社 土佐テック( HP バイオマス事業部(ペレタイザーの製造・コンサルティング)、製造部(精密部品加工)、販売事業部(環境エネルギー関連コンサルティング、ペレット成形機・プラント・ボイラー・ペレットストーブの販売)
廣瀬製紙株式会社( HP 機能性繊維による工業を中心とした産業用(湿式)不織布の製造、加工並びに販売
以上

 

第三部 パネルディスカッション①『次世代につなぐアグリビジネスに挑む 〜未利用資源を活用した肥料・飼料・食料生産〜』

大量生産・消費・廃棄の社会システムにより、地球規模での環境負荷が深刻化する中、再生可能エネルギーへの転換、環境に優しい農林水産業、フードロスの削減等、グリーン化に向けた挑戦が2030年に向けて急速に進んでいます。都市一極化集中型社会から分散型社会への転換が求められるなか、地域におけるサステイナブルビジネスの創業が期待されます。
本セッションでは、県内で20年前から循環型ビジネスに積極的に取り組む県内事業者と、県外で昆虫を用いた未利用資源の活用を推進するスタートアップ、有機肥料の研究開発を推進する県外事業者と共に、高知県内で取り組むべき新事業について、幅広い視点でディスカッションを行います。

株式会社相愛 / 株式会社 エコデザイン研究所 代表取締役 永野 敬典 氏(高知市)

高知市出身。平成16年より株式会社相愛代表取締役社長(3代目)。49歳。(株)エコデザイン研究所の設立に先立ち行った実証事業に携わり、その後経営方針に循環型社会の実現に資する事業の柱として掲げ、木質バイオマス事業や地域循環形成事業を同社社内で推進。将来世代に持続可能な自然環境が享受できるよう、地域から社会経済活動の在り方を見直し不均衡を縮小することを模索している。他に仁淀川町で製材事業を行う(株)ヴェルデ、三重県に拠点を置く合同会社アンカーアセットマネジメント研究会の代表を兼任。

株式会社TOMUSHI 代表取締役CEO 石田 陽佑 氏(秋田県)

秋田県大館市生まれの24歳双子の弟です。青山学院大学在学中にスタートアップへのインターンを経て渋谷で起業し失敗。その後秋田県へ戻り2018年からカブトムシの研究に没頭。2019年に株式会社TOMUSHIを設立し、カブトムシの産業化においてはどこの大学の先生よりも知見があります。ムシキング世代でカブトムシが大好き。
3年前に事業を始めて、初期費用は祖父祖母から出してもらいガレージからスタート。

川村通商株式会社 取締役 川村 洋一郎 氏(東京都)

東京で創業100年を超える中小企業の5代目後継者。Animal Respectを掲げ、畜産資源を中心とした、家畜にも人にも地球にも良い社会つくりを推進。また東京大学附属牧場や岐阜の民間企業と連携して有機肥料の開発も推進。

〈モデレーター〉株式会社リバネス 研究開発事業部 部長 川名 祥史

横浜国立大学大学院環境情報学府修了(博士 (環境学))。2008年より横浜国立大学VBL講師、株式会社LDファクトリーの代表を経て、株式会社マイロプスの取締役に就任。2014年11月より株式会社リバネス地域 開発事業部、2017年から株式会社アグリノーム研究所の取締役を兼任し、現在、株式会社リバネス研究開発事業部長。植物工場事業や飲食事業、アグリテックベンチャー支援など、農林水産業に関わる新規事業の立ち上げに関わる。また、日本全国での超異分野学会の地域フォーラムを展開し、2021年12月にはチャレンジフィールド北海道との共催で北海道フォーラムを立ち上げる。

第四部 パネルディスカッション②『最先端技術の特性から新事業開発を考える~微細藻類と水素を題材に~』

「グリーン化に関連した新事業」を考えるには、どんなことが市場で求められているのかや、その新事業でどんなインパクトを生み出せるのかといったニーズからの開発アプローチもありますが、セルロースナノファイバーやファインバブルなどのように新技術の特性から用途開発を考えるアプローチもあります。
本セッションでは、最先端技術の用途展開の可能性からグリーン化の事業開発につなげていくためのヒントを探ります。

公益財団法人高知県産業振興センター 戦略支援エグゼクティブ・アドバイザー 山瀬 純一 氏

日立製作所にて42年間にわたり、テレビ事業を中心に国内外において設計から企画・製造・マーケティングなど様々な分野に従事。2014年、公益財団法人高知県産業振興センター技術統括に就任。戦略支援統括として、高知県内中小企業の事業戦略策定、実行支援や、数々の製品開発支援に携わる。現在は、非常勤として月に1週間程度、高知に訪問し、企業の皆様を支援中。

株式会社ノベルジェン 代表取締役社長 小倉 淳 氏(滋賀県)

東京大学農学部卒業、同大大学院修了。総合研究大学院大学で博士号取得。遺伝子工学・微生物微細藻類学・情報生物学を専門とする。長浜バイオ大学・バイオサイエンス学部教授。基礎研究を用いた社会課題解決のため株式会社ノベルジェン起業。微細藻類を用いた環境浄化技術を開発。プロジェクト・イッカクではEco Trinityのリーダーを務め、自律分散ごみ処理システムの生物浄化システム開発を担当。

大阪大学大学院工学研究科 応用化学専攻 テニュアトラック助教 岡 弘樹 氏(大阪府)

2017年4月 早稲田大学 一貫制博士課程に入学。2018年からUppsala University 訪問研究員として留学。2019年 第46回リバネス研究費 エネルギー・エコシステム賞受賞。2021年3月 同大 博士後期課程を早期修了。2021年 日本学術振興会 育志賞受賞。2021年 Uppsala Universityおよび東京大学にて日本学術振興会 国際競争力強化研究員(CPD)を経て、2021年12月より現職。株式会社Srustに最高科学責任者(CSO)として参画。エネルギー問題解決に貢献する機能性有機材料の研究に従事。

〈モデレーター〉株式会社リバネス 関西開発事業本部 部長 石尾 淳一郎

東京工業大学国際開発工学専攻博士課程修了。博士(工学)。工学から生理心理学まで、興味のある分野には躊躇なく飛び込む。学生時代は国の内外を問わずものづくりプロジェクトを実施。博士時代には人の感情をウェアラブル端末を用いて測定する研究を実施していました。故郷である香川県にて香川テックプランターや超異分野学会を立ち上げ、地域から世界を変える事業を創出するため奮闘中。

 

 

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お問い合せ先

株式会社リバネス 研究開発事業部 岸本、瀬野
TEL:03-5227-4198
E-mail:RD@Lnest.jp